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人類の祖先は冬眠をした?(赤坂)
2020/12/22
《人類の祖先は冬眠をした?》
非常に面白い研究発表がありました。
スペイン北部の洞窟で初期の人類の化石が発掘されました。
考古学上、重要な遺跡の1つだそうです。
そこで採掘された骨の化石に、冬眠する動物と同じ特徴が見られたそうです。
骨の成長が毎年数カ月にわたり、中断しているのだそうです。
そこで、研究者は初期の人類が冬眠をしていたのではと考えました。
哺乳類で冬眠する動物というとクマが思いだされますね。
冬の厳しい環境を冬眠(正確には冬ごもり)で乗り切ります。
また、霊長類のキツネザルなども冬眠をします。
何カ月も続く極寒の季節を寒さのしのげる洞窟で冬眠のような状態で乗り切るのです。
この説が正しければ、初期の人類はかなり野生の動物に近かったということも言えますね。
容姿もヒトというより、獣に近かったのではないでしょうか。
この説は、まだ中間報告のような形なので、研究がさらに進み、新たな興味深い報告が聞けるといいな、と思っています。
(赤坂)