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漢字の意味を考えよう(関澤)
2022/01/22
「漢字の意味を考えよう」
教えている教科のひとつが社会なので、生徒に「覚えよう!」という機会は多々あります。
ただ最近特に思うのが、『生徒は、ただ字ずらだけを追って覚えている』ということです。
漢字で表されているのだから、もっと漢字の意味を考えて覚えれば、すんなり頭の中に入っていくし、知識として定着するのになと思っています。
先日中2の東北の伝統産業の授業で、こんなことがありました。
「青森県は津軽塗、福島県は会津塗が有名なんだよ。
これって漆器なんだけど、漆器って分かるか~?」
と聞くとクラスの半分ぐらいが、分かると手を挙げました。
「じゃ~分からない子は、『漆』って訓読みで何て読むか考えたら分かるよ。」
すると何人かの生徒が「うるしって読む~」と。
「そう漆で塗られた器のことだよ。箸やお椀、お盆、そして正月にお節などを詰めるお重なんかがそうだよ。」と。
漢字の意味を言って、具体例を言うと生徒たちもすんなり納得します。
中1のマルコ・ポーロが記した『東方見聞録』なんかもそうです。
「マルコポーロは、イタリア人なんだから中国や日本は東の方にあるよね。
だから東の方で、見て聞いて記録したものなんだよ。」
これも生徒たちはとても納得します。
漢字の意味をしっかりとらえれば、分かりやすいですよね。
これからも生徒たちの頭に、知識がすんなり入っていきやすい授業を心掛けていくと共に、生徒自身が考えて覚えられるように導いていきたいと思います。
(関澤)
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