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食物連鎖(赤坂)

2024/09/03

《食物連鎖》
 
鹿児島の奄美大島の話です。
ここにはハブがいるのは有名ですよね。
万が一かまれては大変なことになります。
その対策として、1979年にマングースを30匹ほど放ちました。
食物連鎖を利用し、マングースにハブを減らしてもらうためにです。
しかし、マングースは昼行性、ハブは夜行性です。
この2種が出会い、マングースがハブをとらえることはあまりなかったはずです。
その後、マングースはどんどん数を増やしました。
奄美の野生動物や農畜産物を食べまっくてです。

そして、増えたマングースは一転、害獣とみなされました。
捕獲のために3万個のわなやセンサーつきカメラが投入されました。
そして、これまでに3万2千6百匹を捕獲しました。
2018年の4月以降はマングースは捕まっていません。
そこでマングースの根絶が宣言されました。
この宣言は世界でもまれだと注目されています。

しかし、最初に30匹のマングースたちを持ち込んだのは人間です。
そして、元の環境を変えてしまったのは人間なのです。
他の動物はこのようなことは決してしません。
その点をしっかり押さえておくべき話ですよね。
(赤坂)
 

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